高配当株にコツコツ長期投資

書評中心に記事を書いてきましたが、装いも新たに、高配当株投資をテーマに様々なことを書き散らしていきたいと思います。

書評『人生が深まるクラシック音楽入門』伊東 乾著 幻冬舎新書

本書に収録されている素敵な1節があります。 とある大学の先生が、授業の終わりに生徒に声を掛けられました。 「今私がここにいるのは、あなたのおかげです」と。 その学生のお母さんは、彼女を妊娠した後、大変なつわりに苦しんだそうです。 中絶することも…

書評『100万人に1人の存在になる方法 不透明な未来を生き延びるための人生戦略』藤原和博  ダイヤモンド社

本来100万人に1人の存在になろうとすると、オリンピックでメダルを取るレベルまで 登り詰めないといけません。 これは、非常に大変というかそもそも実現可能性がほとんどありません。 でも、著者の藤原和博さんが説く、 方法論は一味違います。 100分の1人を…

書評『葉加瀬太郎の情熱クラシック講座』サンクチュアリ出版

こういう話が聞きたかった! 本書を読んでみて、感じた率直な感想です。 クラシック音楽って、とても馴染み深い曲も多いのに、 どこか固くて、古くて、とっつきにくい、そんなイメージがありました。 本書は、そんなイメ―ジを一気に吹き飛ばす、 ある意味、…

書評『経営に終わりはない』藤沢武夫 文春文庫

経営者、藤沢武夫さんに興味を持ったきっかけは、 本田宗一郎という技術者とタッグを組んで、 HONDAの経営面(販売、財務、)を一手に取り仕切ったその手腕の一端に 触れたいというものでした。 色々と調べるなかで、この本を購入しようと決意したのは、 以…

書評『新・魔法のコンパス (角川文庫) 』 西野 亮廣 角川文庫

何者かになりたい! というのは、多くの人の願いかもしれません。 何をどうすれば成功できるのか不透明な現代において、 非常に分かりやすい指針を掲げている男がいます。 キングコングの西野亮廣さんです。 その特徴を一言で表すと、 「本業だけで勝負しな…

書評『イオンを創った女 ― 評伝 小嶋千鶴子』東海友和 プレジデント社

知る人ぞ知る人事の専門経営者、 小嶋千鶴子さん。 名前に知名度があまりないのは、現役時代あくまで黒子役に徹していたことに あります。 弟の岡田卓也氏を日本一の経営者にするために、 岡田屋(現イオン)の発展を人事面から徹底サポートした人物。 まさ…

書評『少数株主』牛島信 幻冬舎文庫 

興味はあるけど、縁がない業界については、 小説を読んで学ぶに限る。 本書を読んで持った感想です。 私は、昨年から資産運用の一環として株式投資をはじめました。 ネットの証券会社に口座を開き、少しずつ投資を開始しています。 なので、頭の片隅には、常…

コラム:時間というかけがえのない資産

ほぼ35歳を境に働き方が、大きく変わりました。 以前は、法人営業の仕事をしており、早朝から深夜まで働き詰めでした。 仕事自体は、決して嫌なことではなく、むしろ仕事中毒で 営業の仕事を通じて人間的にも大きく成長できたなと実感しています。 縁あって…

コラム:日本で自分が一番詳しいと断言できるものは何か?

普段はこの時間は寝ているのですが、 たまたま起きていたら面白い企画がはじまり、 くぎづけになりました。『セブンルール』は、 知っていましたが、特に出色の会でした。 『デザインのひきだし』編集長の津田淳子さん。 日本で一番、紙の印刷の分野に詳しい…

コラム:なぜ熊のキャラクターはたくさんいるのか?

テディベアー、LINEのブラウン、くまのプーさん、くまもん、 と熊をモチーフにしたキャラクターはたくさんあります。 絵本でも、こぐま社のこぐまちゃんシリーズ、酒井駒子さんの『よるくま』 中川 李枝子さんの『くまさん くまさん』など たくさんのシリー…

コラム:表現を尊重する日常生活を送る

ものを作る人間に必要なことは何か? 最近そんなことばかり考えていますが、 誰かが作ったものを尊重し、愛することだと思います。 たとえば、絵本作家のあべ弘士さんは、 インタビューで次のように答えています。 ”おいしいものを食べて体を作るのと同じよ…

コラム:普遍性という名の中毒性について

絵本には、長く読み継がれるものとそうでないと 分かれます。 長く読み継がれる作品には共通点があります。 少し固い言葉を使うと、普遍性があるかどうかだと思います。 では、普遍性とは何でしょうか。 それは、 50年前の子供だろうが、100年後の子供だろう…

コラム:朝の準備に使う15分

皆さんは朝の準備って何をやっていますか。 どうでもいい話ではありますが、私の場合をご紹介します。 トイレ→洗顔→コンタクトレンズをつける→ひげそり→鼻毛そり→寝ぐせ直しのドライヤー →着替え ここまでで、だいたい15分かかります。 鼻毛そりは、最近30代…

コラム:言語化するということ

音楽を聴いた感想、今の気分、初めて見た動物の印象。 新たな出会いというのは、意識するとそこかしこに転がっている ものです。 でも、ぼーっと生きていると見過ごしてしまうものばかり。 だからこそ、モノを生み出す人は、常に意識しておかないと いけない…

コラム:日産自動車の課題

以下は、日経新聞2019年2月27日付、 日産に関する記事からの抜粋です。 ”西川のトップとしての行動に対する戸惑いの声もある。古参幹部は「今は皆でまとまるべき時なのに西川は自分しかいないという思いが強すぎる。自ら孤独の道を選んでいる」と嘆く。” こ…

コラム:子どもの支持を集める二人の絵本作家の共通点

かがくいひろしさんと中川ひろたかさん この2人には、共通点があります。 ご存知の方も多いと思いますが、絵本作家ということです。 かがくいひろしさんは、有名なだるまさんシリーズ 中川さんも、数多くの絵本製作に携わっております。 この2人には、絵本作…

コラム:メモの効用とちょっぴり贅沢な文房具

皆さんは普段、手帳を活用していますか? 私の場合は、ちょっと値が張るのですが、モレスキンの手のひらサイズの ノートを使っています。 今は、営業をやっていた時からスケジュールはスマホで管理していたので 手帳は、メモ用に無地の物を活用していました…

レモングラスという凄い効能を持つハーブ

レモングラスというハーブがあります。 一見、雑草のようにしか見えない葉ですが、 これがなかなかどうして、頼りになるハーブなんです。 うちの場合は、1階の外のスペースに畳一条ほどの スペースに花壇を作っています。そこに去年から植え始めました。 効…

コラム:寝ないで頑張ることに意義を唱える

昨日は、睡眠のタイプを見極めて仕事を探そうというテーマで書いてみました。 本日は、引き続き関連したテーマを取り上げます。 それは、寝ないで頑張るという風潮に、少し異議を唱えてみたいと思います。 圧倒的な成果を出す人に共通していることがあって …

睡眠のタイプから考える働き方改革

皆さんは、日々の睡眠時間の平均はどれくらいでしょうか。 私の場合、2018年に取ったデータだと、平均5:43起床、22:11就寝でしたので、 約8時間30分寝ていることが分かりました。 おそらくロングスリーパーと言っていいのではないでしょうか。 働き方改革…

コラム:はちみつのパワー

今日は、はちみつのパワーについて書きたいと思います。 私は元々のどが悪く、幼少期にアデノイドという病気で扁桃腺を 取ったことで、具合が悪くなる場合は、まずはのどからきてしまうというくらい のどが鬼門の男です。 風邪をひくときも、まずのどが痛く…

三日坊主な私が、スクワットを1年間継続できたワケ 

私は元々極度の三日坊主で、 物事を続けるということが一切できないタイプでした。 何かはじめても、すぐに飽きてしまう。やめてしまう。 転機は、営業の仕事をしているときに、 やり始めたメルマガでした。 人に薦められて、毎週土曜日にそれまでにお会いし…

Googleドキュメントが便利すぎる

皆さんは、書いた文章をどうやって保存していますか。 一時期、私はWordで書いて、文書ごとに保存をしていました。 しかし、いちいちファイルを開くのが面倒で辟易していたところ、 出会ったのが、Googleドキュメントです。 最近は、Googleドキュメントなき…

スマートに車を運転しようと思った話

先日、本屋さんで、平積みになっていた『年収1億円になる人の習慣』という本を立ち読みしました。著者は、アースホールディングスの山下誠司さん パラパラと眺めていると、非常に気になる一節に出会いました。 それは、車の運転をするときに、エンジンの回転…

優れた投資家は、なぜポーカーを好むのか?

『生涯投資家』の村上世彰さん 『エンジェル投資家』のジェイソン・カラカニス そして、『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』のcis この3人の投資家の共通点は、ポーカーを好んでやるという点です。 ポーカーは、知らない人はいないほど有名なトラ…

書評『僕たちは14歳までに何を学んだか』藤原和博 SB新書 2019年

結論からいうと、本書は、自分の子どもが「根拠のない自信」を持つためには、 どうしたらいいかという問いに答えを出すための取り組みです。 著者の藤原和博さんは、リクルート出身で、民間人で初めて杉並区の校長先生に 就任した非常にユニークなキャリアの…

【書評】『いま君に伝えたいお金の話』村上世彰

金融教育の重要性が叫ばれている昨今。 とうとうプログラミング教育が、平成32年度から義務教育として スタートすることになりました。 私個人としては、プログラミングも含めた基礎学力の獲得は 最重要課題と認識していますが、 この金融教育もその中に含ま…

【書評】『すいません、ほぼ日の経営。』川島蓉子、糸井重里著 日経BP社 2018年

著者の川島蓉子さんは、伊藤忠グループ子会社のシステム会社役員を務めるかたわら、 この20年間毎日原稿を書いてきた、いわば兼業作家と言って良いユニークな経歴の持ち主。一方の糸井重里さんは、本書を手に取ろうとする読者の方には説明不要かもしれません…

書評『エンジェル投資家』ジェイソン・カラカニス 日経BP社 2018年

エンジェル投資家とは、スタートアップ企業に投資を行う人です。 かつての日本にも、有望な若者に投資をして、事業を育てようとする パトロンのような人は存在しました。 しかし、「エンジェル投資家」というような役割を明確に示す 概念=単語は、存在して…

書評(小説)『紅い鷹』矢月秀作 徳間書店

この本を読むためなら、今日は寝不足になってもいい。 そんな本にときたま出会うことがあります。 『紅い鷹』は、まさにそんな小説です。 ジャンルはハードアクションですが、 読み進めるうちにどんどん思いもよらない展開が待ち受けています。 主人公の工藤…