ものを作る人間に必要なことは何か?
最近そんなことばかり考えていますが、
誰かが作ったものを尊重し、愛することだと思います。
たとえば、絵本作家のあべ弘士さんは、
インタビューで次のように答えています。
”おいしいものを食べて体を作るのと同じように、作家としての基盤を作るには、いろいろなものを食べなければいけないと思う。落語、歌舞伎、映画、美術鑑賞、運動したり、自然のなかに身を置くのでもいい。そして忘れちゃいけないのは、本をたくさん読むこと。知識は必ず役に立つ。そういうことをして、人間の懐を深くしてほしいです。”
ここに、表現者として必要なこと、心がまえ、すべてが
詰まっていると思います。
誰かが作ったものをリスペクトの気持ちを持ちながら、
楽しみ、愛し、学ぶ。
あべさんも言っているように、人間の懐を深くしてこそ、
人の心を動かせるものを作ることが出来るのだと思います。
参考URL
講談社絵本通信 第14回