高配当株にコツコツ長期投資

書評中心に記事を書いてきましたが、装いも新たに、高配当株投資をテーマに様々なことを書き散らしていきたいと思います。

2018-01-01から1年間の記事一覧

書評『ホワイト企業』経済産業省 監修

本書は、就活を控えている女子学生をメインのターゲットとしている書籍ですが、 一番読んでほしいのは、大手企業をはじめとした企業トップと仕事第一主義の男性陣です。 なぜなら、これから経済を盛り上げるためには、間違いなく女性の力が不可欠だからです…

決算資料を読むビジネスマンは、なぜ頭一つ抜けられるのか?

※参考文献『MBAより簡単で英語より大切な 決算を読む習慣』シバタナオキ 皆さんは、普段IR資料というものにどれくらい見ているだろうか。 私は、法人営業をやっていたころ、上場企業にお邪魔するときは、 事前準備の一環として、決算説明会資料に目を通…

投資家と投機家。二人の男の仕事観

最近、株の勉強をしています。 目的は、中長期的に資産形成をしていくことですが、 普通の会社員や子供でも少しずつ資産を増やしていく方法を模索したいと考えております。 なぜそのような考えに至ったか。 企業に人生を捧げないとなにかと暮らしにくい今の…

働き方改革とは、”一旦”出世を放棄することだと気がついた。

皆様は、ワンオペ育児という単語をご存知でしょうか。 元々は大手飲食チェーン店で一人でお店を切り盛りする人が、 限界を超えて働く様子を捉えて、命名されたものですが、 主婦がツイッターでつぶやいたことで一気に有名ワードとして、 流通するようになり…

コラム:平日1時間の独学で、半年間で保育士試験に合格する方法を教えます。

このテキストを読んでほしい方、読んで役に立つ方 ①保育士を目指している方 ②今、保育士は目指していないけど、AIに取って代わられたくはない方 ③ひとまず一生モノの資格を取っておきたい方 ④誰でも効果が出る勉強方法を知りたい方 ⑤勉強したいけど、週5時間…

結婚して子供ができると、仕事ができるようになる本当の理由

各方面からお叱りの声を受けそうですが、 ちょっと書いてみたいと思います。 私は、結婚して、2歳の男の子がいるのですが、 結婚前と比較して、かなり仕事ができるようになりました。 ”かなり”できるようになったといっても、結婚する前は、まあまあポンコツ…

書評『常勝集団のプリンシプル 自ら学び成長する人材が育つ「岩出式」心のマネジメント』 岩出雅之著

皆様は勝てる組織、リーダーとはどういうものだと思いますか? 統率の取れた組織、圧倒的カリスマリーダーのいる組織、みんな切磋琢磨し緊張感に溢れる組織、などなど。一人一人なんとなくでも組織像、リーダー像というのは持っていると思います。 私は、従…

お金だけではなく、言葉を投資するという発想について

投資という言葉を聞いてどういうイメージを持つでしょうか? 現代だと日々、PC画面とにらめっこをして、タイミングを見て、売り買いを繰り返すというような投機的なイメージを持つ人も少なくないかもしれません。 今回、私が提案をしたいのは、「言葉を投資…

書評『楽しく学べる「知財」入門』稲穂健市

「iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。」 この文言を見た事がある人は多いのではないだろうか。 そう。アイフォンのウェブサイトの最下部に小さく出ている一文である。 これが何を指しているのか知らない方もいるかも…

書評『ゴリラは戦わない』山際壽一+小菅正夫

最初に断っておくが本書は、動物論、ゴリラ論に終始しない。 本書は、あるべきリーダー論といっても良い書籍である。 ゴリラが好きな人のみならず、全社会人に捧げたい1冊なのだ。 みなさんはゴリラに対してどんなイメージをお持ちだろうか。 大きい、ちょっ…

書評『日本人ビジネスマン、アフリカで蚊帳を売る』浅枝敏行

本書は、住友化学で発足されたベクターコントロール事業部の事業、 「蚊帳をアフリカで流通させ、トップシェアを取るまで」を描いたドキュメンタリーである。 筆者は、マーケティングコンサルタントとして独立して事業を行う浅枝氏。 本書は、外部スタッフと…

大人の世界も一芸入試になっていく。

先日、日経新聞で、大垣共立銀行が一芸入試を取り入れることが記事になっていた。 新卒採用においては、一般的にゼネラリストを求める金融機関で一芸入試とは、驚きである。 単に優秀な人材(ここでは、問題に対して正解をだせる人材とする)のニーズは明ら…

書評『保育とは何か』近藤幹生 2014年

この著作は、現代の保育にまつわる様々な問題について、網羅的に知ることができる 1冊である。内容は、待機児童問題、保育の現場で起こっていること、優れた保育園の実例紹介、子ども子育て支援新制度について、過去と現在の社会の変化による保育の変化、保…

コラム「新しい税金、匿名税の提案」

皆様は、匿名で人の悪口や誹謗中傷を行ったことがあるだろうか。 要は、心無きネット上の書き込みのことだ。 自らの素性を隠した上で、他人を糾弾するのは、とてつもなく卑劣な行為である。男性なら去勢してしまえばいいのにとさえ思う。 本来は、何かに意見…

書評『萬月な日々』花村萬月 2012年

花村萬月。20代初頭に心を鷲づかみにされた作家だ。 きっかけは、芸人笑い飯の西田さんが好きというのを何かで読んだことだった。 当時(今でもか)、自己顕示欲が人一倍強いのに結果何一つできていなかった自分に 花村萬月の小説は、前に星空が広がりくらく…

コラム「コメダ珈琲店はなぜ満席なのか?」

現在静岡市に住んでいるが、先日近所のコメダ珈琲に行ってきた。 土曜日の昼時だったこともあるが、既に満席で15分から20分くらい待つことになった。 せっかくなので、なぜコメダ珈琲が満席なのかをつきとめるべく 観察することにした。 以下は素人の目であ…

コラム『本屋が学ぶべきスナックの戦略について』

先日の日経新聞の春秋に、代々木上原の幸福書房閉店のことが書かれていた。 店主は、お客様のために、電車好きなお客なら何人いるから、こういう本を入れておこうと顧客のことを思い巡らしたオリジナルの選本をしていたという。 自由に本を選ぶ空間を大切に…

エッセイ「物々交換ドットコム」

ビットコインが改めて、注目されている。 クラウドワークスで、ライティングの仕事を検索するとビットコイン関連の記事の翻訳の仕事の単価が高い。ニーズがあれば、おのずと金額も高くなる。 つまりニーズ=価値といえる。世の常を感じる部分だ。 かのマルク…

エッセイ「規則正しい男が抜擢される時代の始まり」

日経新聞の「けいざいじん」というコーナーを毎回楽しみにしている。 上場企業の社長に着任する人の「人となり」を紹介する記事だ。 最近の複数回を見ていて、あることに気がついた。 アステラス製薬、ソニー、東急電鉄、日本電産。 名だたる企業であるが、…

書評『親鸞(上)』五木寛之 2011年

立川談志は落語とは人間の業の肯定と言った。 「業」とはどうしようもない人間の弱い部分と言い換えることもできるだろう。 親鸞は人間の「業」と徹底的に向き合った、もっと言えば”幸いなことに”向き合わざるをねなかった男といえるかもしれない。 本書は、…

書評『モネのあしあと』原田マハ 2016年

あなたには好きな画家がいるだろうか? 本書は好きな画家を持つことがいかに幸せなことかを教えてくれる。 原田マハさんは、元々アートの世界に身を置いていた作家である。 アートを仕事にしていたときと比べると、肩肘張らずにアートに向き合えるようになっ…

書評『保育士という生き方』井上さく子 2018年

保育士のイメージを一変させる書籍が必要だと感じていたが、その一端を担う本が登場した。著者は38年間保育の仕事に携わってきたエキスパート。 井上氏は保育のゴールは「自己肯定感を持ってもらうこと」だと主張する。 保育は誰でもできる仕事と主張する人…

書評『世界一の庭師の仕事術』石原和幸 2009年

著者は大学卒業後路上の花屋からスタートし、一念発起して、イギリスの権威あるコンテスト「チェルシーフラワーショー」でゴールドメダルを受賞した。本書は、その成功までの道のりを自ら語った物語である。 2つの視点から本書を分析してみた。 ①成功の要因…

書評『学校も会社も教えてくれないお金のこと』中村芳子

著者は20代、30代のお金の啓蒙に力を入れているファイナンシャルプランナーだ。 これは私の印象だが、ファイナンシャルプランナーは家計の見直しを生業にしていることもあり、おしなべて個人にとって有益な著作が多い気がする。 親切で良心的なものが多い。 …

書評『1000円投資習慣』内藤忍

小口投資は今後さらに注目を集めていくと思う。 投資信託、NISA,iDeco、等、 最近はビットコインの影に隠れている印象もあるが、 実は、日々様々な広告を賑わせている金融商品だ。 上記、「投資信託、NISA,iDeco」をまさに説明してくれているのが…

書評『はじめての人のための3000円投資生活』横山光昭 2016年

一般庶民にとっては、銀行はもはやコインロッカーと化している。 と感じるようになった。 どれだけお金を預けても、大して利息はつかず、ある意味資産を寝かせているだけ。 このことに多くの人が気づき始めている。 「貯蓄から投資へ」というのは、徐々に進…

書評『わたし琵琶湖の漁師です』戸田直弘 2002年

注意!この本を読んでしまうとバス釣りがちょっと嫌いになる可能性があります。 と宣言したくなる。そんな1冊だ。 著者はこの道20年以上の大ベテラン、琵琶湖で漁師をやる戸田さん。 内容は、琵琶湖で取れる魚や具体的な漁の方法などが親しみやすい戸田さん…

書評『「ビットコイン」のからくり』吉本佳生 西田宗千佳 2014年

ビットコイン=仮想通貨と聞いて反応はいくつかに分かれるだろう。 ①損した!二度とかかわりたくない。 ②興味はあるけどなかなか手が出せない。 ③単語は聞いたことがあるけど、ちんぷんかんぷん。 本書は、②③の方が読むと非常に参考になるのではないかと思う…

書評『SHOE DOG』フィル・ナイト 2017年

アメリカの大学生は、桁外れに勉強している。 読み始めてすぐに気がついた。 本作品は、ナイキの創業者フィル・ナイトのサクセスストーリーだが、 実は、精巧に編集された日記でもある。 数十年前のエピソードも非常に克明に綴られており、いかにフィルが優…