書評習慣

読書は年収に比例すると思います。新卒から約10年法人営業に従事したのち、縁あって地方都市へ移住。妻の実家の事業を継いで、ほぼセミリタイアの状態に。何不自由がない生活になったので、とにかく謙虚に生きることを心がけております。二人の子どもに恵まれ育児に奮闘中です。昔から本好きだったので、面白い本を紹介したり、コラムを書いたりしています。最近ハマッていることは、料理、株式投資、ホームセンターです。30代半ばダウンタウン世代のど真ん中です。

働き方改革とは、”一旦”出世を放棄することだと気がついた。

皆様は、ワンオペ育児という単語をご存知でしょうか。

 

元々は大手飲食チェーン店で一人でお店を切り盛りする人が、

限界を超えて働く様子を捉えて、命名されたものですが、

主婦がツイッターでつぶやいたことで一気に有名ワードとして、

流通するようになりました。

 

要するに、育児の大半を女性が担っており、

実質一人経営者状態となってしまっていることを指します。

 

各方面からこんな声が聞こえてきそうです。

 

「いやいや、俺は十分育児に関与しているよ。子供ともよく遊ぶし、お風呂だって入るし。家事だってだいぶ手伝うようになったしね」

 

本当にそうでしょうか。

 

自分では、かなり注力しているかもしれませんが、おそらく奥様の期待値の20%も

達成できていないというのが、関の山でしょう。

 

おそらく、男性で上記の発言ができる人というのは、

仕事においても一生懸命がんばっている、どちらかといえば、デキるビジネスマンといえるでしょう。市場価値も高いほうかもしれません。

 

この後、しばらく暴言と偏見が続きますので、ご容赦ください。

 

現代において、結婚して、子供がいる時点で、通常の男性陣よりもかなり

市場価値は高く、頭一つ抜けている人達と言えます。

 

それは否定しません。

 

しかしながら、仕事をしながら育児をする母からすれば、

笑止千万、「お前笑わせるなよ」が本音だと思います。

 

要するに、イクメンを自称する男性でもやっていることは、

子供と遊ぶことであり、子供の「世話」ではないんです。

 

で実は、この「世話」の部分に多大なる労力がかかるわけです。

 

では多大なる労力とはどういうことか。

 

サッカーの試合でたとえると、スッキリと理解することができます。

 

家事というのは、まったなしで次から次へと押し寄せてきます。

 

事例を紹介します。分かりやすくするため、夜中まで旦那が帰ってこない共働き世帯です。

 

・奥さんのスケジュール

退社→買い物→お迎え→帰宅→手洗い→オムツ替え→TVに子守→食事の準備→夕飯→おふろ→オムツ替え→寝かしつけ→泣き出す→あやす→寝かしつけ→やっと就寝→洗濯→風呂洗い→旦那が無能(家事担当者として)な場合は、洗い物も実施。ざっとここまでで23:00

 

退社してから夜中まで、とりあえず母親が自分のために使える時間は皆無です。

 

子供は、サッカーボールみたいなもので、コントロールするのが非常に難しく、

どうしても手が離せなくなり、ワンオペレーションにならざるを得ないわけです。

その様子は、さながらサッカーの試合のようです。

 

サッカーの試合に出場していた奥さんに、シャツにアイロンがかかっていないとか

言ってしまうのは、愚の骨頂であることが、これで理解できると思います。

 

母親の実態を思い知らされ、げんなりした男性も多いことと思います。

ご安心ください。元来男性というものは、無能なものでして、女性に勝てるようには、

できておりません。これを悟ると人生は、より味わい深いものになっていきます。

 

私自身について言えば、1年前までは、まさに男性社会に産み落とされた諸悪の根源のような輩でした。私は1980年代前半生まれですが、元々以下のような考えの持ち主です。

 

・男は仕事、女は家庭。

・育児は女性がやるもの、父親は背中を見せるだけ

・男は仕事一筋、稼いでなんぼ

 

どうでしょうか。ワンオペをやっている母親からすれば、虫唾が走る存在でしょう。

そうでしょう。

 

専業主婦で我慢してきた女性からすれば、熟年離婚という女性が保有する「リストラ策」における最有力候補といえるでしょう。

 

幸いなことに、うちは奥様に勤労意欲がなく、家庭に入りたいという人だったので、

どうにかこうにかうまくいっている状態でした。

 

それでも子供が大きくなるにつれて、奥さんの負担は激増していき、ちょっとずついろんなことを手伝っていくようになったわけです。

 

まだまだ父親としては、ポンコツ扱いですが、少しずつ戦力化している実感はあります。

 

では、なぜ仕事一筋だった私が、育児にも関与するようになったか?

 

この答えは、かなりシンプルです。

 

出世を一旦放棄し、家業を継ぐ選択をしたことです。



50代以上の大先輩が聞いたら、さぞ嘆き悲しむことでしょう。

 

何打お前は、男の風上にもおけんやつだ。出世せずして、何が人生か。嘆かわしい!

 

こんな声も聞こえてきそうです。



私もだいぶ悩みましたが、そもそも仕事は好きだけど、競争が嫌いで、人付き合いは面倒だと思うほうだったので、手放しても後悔しないのではないか、と思ったのがきっかけでした。

 

推薦された家業というのが、目標がなく、売上が安定している事業だったので、

向いているかもしれないと思い、やってみることにしました。

 

労働時間は、営業マン時代の少なくとも2分の1にはなっています。

 

営業時代は、7:00過ぎには出社し23:00くらいまで働いていました。

今は、7:30に家をでて、17:00には退社、17:30には自宅にいる生活です。

16時間労働→シンプルな8時間労働へ

 

では具体的に、何をするようになったのか。

 

・洗い物

・子供に絵本を読む

・オムツ替え

・お風呂に一緒にはいる

・食事準備の手伝い

・子供の見守り

 

まだまだ足りないのでしょうが、以前に比べたら、子育てに少しは参画しているのかな

と思い始めました。

 

私自身の話が長くなりましたが、結論何が言いたいのかというと、

男性はもう少し、

 

仕事の時間を減らして、家族と過ごそう

 

ということです。



今の仕事が楽しい場合もあれば、つまらないけどおいそれと辞められない

と様々な事情があるでしょう。

 

であれば、給料が下がることも、会社での居場所がなくなることも覚悟して、一度交渉してみましょう。16:00で帰らせてくださいと。

 

正社員が無理なら最悪バイトでも言いと思います。どうせ正社員で長く耐え忍んでも、

今の無能な国と企業では、たぶん守ってはくれません。

 

働き方改革とは、男性陣が今の企業ルールの中での出世を”一旦”放棄することだと

私は考えています。

 

大企業で上り詰めても、所詮井の中の蛙です。

なれても、ちょっと素敵なおじさんくらいです。大切なことですけどね。

 

でも、旧世代の凝り固まった価値観には、

年号が変わる前くらいにおさらばしましょう。

 

年収2000万円?

たかが知れてます。これくらいの年収の人たちを国は、メンバーレベルの部下くらいにしか捉えておりません。投下している労働時間から考えれば、むしろたいしたことはないです。

 

真面目すぎる日本人は、1日3時間の労働で年収1000万円もらうにはどうしたらいいか。

ちょっと虫のよすぎる発想をした方がいいと思います。

 

働かなくなっても数年食える資産は、子供の大学時代に築く努力をする、させる。

そんな時代にしたほうがいいと思いませんか。そのためにも、勉強する時間と家族と向き合う時間を取っておかないとえらいことになります。

 

奥さんと子供を笑顔にできなければ、男なんて生きてる価値はありません。

 

そんなことはない。仕事一筋で生きるんだ。

 

それもいいでしょう。ただし、定年になった頃に、奥様から無味乾燥な書類を手渡される可能性があることは、今から覚悟をしておいたほうがいいと思います。

 

結びとなりますが、私の暴言は話半分で聞いておいてください。

極論好きは、当分治りそうにありません。

 

賢明で冷静な皆様におかれましては、こちらの書籍をご参照下さい。

 

→『ワンオペ育児』藤田結子 2017年 毎日新聞出版