この多動力という本からもぎ取るべき一番の果実は、
自分の分身たちにも仕事をさせるための、「原液」を作る。
という考え方だと思います。
どういうことか?
堀江さんにとっての、この原液というのは、メルマガの記事やTwitterでの投稿があたるそうです。つまり、堀江さんから出てきたアウトプットということになります。
そして、この「カルピスの原液」があると何本ものカルピスウォーターを作る事ができるそう。
つまり、原液を作ってさえしまえば、例えば、メルマガの記事がTVで取り上げられ、
取り上げられたことがネットニュースになりと、勝手に派生していきます。
そのパワーが生み出す宣伝効果は強大だということですね。
で面白いのが、この原液を作るために必要な物は”教養”だという点。
原液から教養の流れの部分。著者が分からない状態で読んだら多くの人が
堀江さんの主張だとは思わないかもしれません。
それくらい、なんとなくホリエモン的ではない
と感じてしまったのです。
逆に言えば、その点が非常にユニークで面白いなと思いました。
多動力を武器に世界を飛び回る堀江さんですが、蓋を開けてみると、
しっかり睡眠時間を確保して、基礎教養をとっても大事にされている。
幹がしっかりしている人はやはり強いですよね。
私も多動力に触発され、いてもたってもいられなくなり、
ネットでも文章の仕事を請負い、大量にタスクをこなそうかなと一瞬頭をよぎりました。
でも、そんなタスクは誰がやってもそうそう差がでないもの。
だったら、まだ大きな利益にはなってないけど、大きな柱になるかもしれない、
この書評ブログで、原液的コンテンツを作ることに時間を使おうと思った次第です。
まあ、本を読んで著者に触発されてから文章を書いてる時点で、
非常に二次的で、原液とは言えないかもしれませんが笑
いずれにしても、誰でもできることを誰にもできないレベルまでやりこむ!
と改めて意気込みました。