当然の事実ですが2040年は、今から20年後です。
20歳の方は40歳に。30歳は50歳に。40歳は60歳に。
どの年齢層に属していたとしても非常に気になる近めの将来です。
通読してみて、私が受け取った結論は、自分で情報を得て、自分の頭で考え、生きていかないと、本当に取り残されてしまう可能性があるなということです。
5Gは世の中をどう変えるのか?
ゲノム編集が実現できる世界はどんなものか?
地球温暖化がもたらす身近な天変地異とはどんなものなのか?
代替肉はいつごろ商品化されいかほどの利益をもたらすのか?
『2040』の中で成毛さんが話題にしていることは、基本的な知識と理解力がないと難易度が高くてついていけない人も多いはず。
2人の子育てをしている身として、教訓になったのは、改めて幅広い分野の教養は身につけておいた方がいいという事。これからの世の中を”より良く”生き抜くためには、改めて基礎学力が不可欠になるのではないかと感じました。
通信規格を理解する為、数学や物理を学んでおく。
ゲノムを理解するために、化学や生物を学んでおく。
天災を理解するために、地学を学んでおく。
そもそも世の中で何が起こっているかを、文章を読んで理解するために、国語力(読解力)を鍛えておく。外国人にもセールスができるように英語を話せるようにしておく。
自分の子ども達には、仮に子ども自身がその分野の専門家になれなかったとしても、技術や文化を理解し、場合によっては事業投資等を通じて社会に貢献できる人になってほしいなと思います。
凄いスピードで技術の進歩があると、その恩恵を受けられるというメリットがある一方、
その時代に、最低限のニーズにしか応えられない職業についてしまうと、自ずと市場価値が下がって、報酬が低いものになってしまいます。
そうすると経済的に貧しく、最低限度の暮らしをすることを強いられる可能性が高まってしまいそうです。
未来を予測し、正しい戦略を立てて生き残っていくために、最低限度の基礎力を養っておくことは、大切だろうと思うのです。
幅広い教養はこれからの時代だからこそ必要になるのではないでしょうか。