久しぶりに純文学を読みました。
正直に白状すると、社会人になってから、ビジネス書やノンフィクションを
読むようになり、かなり小説から遠ざかるようになっていました。
この金閣寺を読んでいて、一番脳裏に浮かんだ言葉は、
「つべこべいわずに、はよ、金閣寺燃やせや!!」
というツッコミです。
で、この作品の醍醐味は、主人公のこの「つべこべ」をいかに楽しめるかということに
かかってくると思います。
物語は終始、主人公の告白体で進んでいきます。
若者ですから、人間関係や金閣に対して、様々な葛藤を抱えています。
そこには、自意識過剰、見栄、嫉妬、憎しみ等々、
決して美しいとはいえない人間の感情が現れてきます。
主人公さながら、もっとダラダラと感想を述べて
みなさんの感情を揺さぶれるといいのですが、
私にそこまでの筆力は残念ながらありません。
あるのは「はよ燃やせや!」という
感想のみです。
面白いです。確実に何かの糧になる作品です笑