小口投資は今後さらに注目を集めていくと思う。
最近はビットコインの影に隠れている印象もあるが、
実は、日々様々な広告を賑わせている金融商品だ。
上記、「投資信託、NISA,iDeco」をまさに説明してくれているのが、本書だ。
著者はマネックス証券の創業にも携わっている金融のプロ。
本作でも、薦められているのは、無理のない継続的な投資である。
近い将来に使うお金をためるなら、NISA
老後の資金を調達するならiDeco
と具体的に提案してくれている。
学ぶべきは、銀行に預けていてもお金は増えない時代、
自力で資産形成をしていく必要性を理解することである。
そのときにキーになるのが、分散投資であり、
少しずつ「お金」にも働いてもらおうという思想ではないだろうか。
これは、生産性の改善が毎日叫ばれる日本で、会社に頼らなくてもサバイブできる
個人を増やすためのとても重要な考えになりうるはずだ。
ある人物が、「日本人はコンクリートに一生涯かけてお金を払う」といった。
要するに金を産まない住宅を重たいローンを背負ってまで手に入れようとする。
賃貸で十分という人も増えていると思うが、まだまだ新築への信仰は根強く、
ローンを払い続けることをいとわない人も多いのでは内科と感じる。
今後サバイブする日本人に必要なのは、お金を部下として、がっつり働かせるマインドと
知恵にほかならない。
当たり前のことをあえて言うと、
組織に所属をすること=つまり会社員になると、給料があることで、
個人としての売上はストック収入となる。
フリーランスは基本フロー所得でがんばっている人たち。
そこから比べてると、とてつもなく恵まれているといえる。
さらにそこから抜け出していくためには、ストックの所得の一部を投資に回し、
お金に働いてもらうこと。つまり「不労所得」を得ることだ。