書評習慣

大嶋暫と申します。おすすめ本に関する書評ブログです。様々なコラムやエッセイも書いております。少しでも面白い書評が書けるよう奮闘中です。

書評(書評)『意志の力』安田善次郎 2014年

安田善次郎とは、安田財閥創始者みずほ銀行安田生命火災保険の創始者でもある、史上最強の経営者といっても過言ではない人物である。

 

本書のカバーにも記載されているのだが、個人で築いた資産は、1921年当時で国家予算の8分の1である。%でいうと12.6%。ちなみに孫さんで0.9%、柳井さんで1.3%といわれている。いかに巨大な富を築いていたかがわかる。

 

この本は、安田が若者に向けて人生を生きていく上で大切なものを説いた書籍である。

 

作者の守屋淳が現代語訳をつけ出版した力作である。

こういう書籍が現代人に読みやすく復活することは素晴らしいことだと思う。

 

では安田善次郎とはどんな男であったか。

一言で言ってしまえば「ルーティンの鬼」である。

 

善次郎式人生訓はがっつりまとめると以下となる。

 

①習慣づけること

②質素倹約

 

まず、①だが善次郎は厳しい父の元非常に厳しい幼少期を過ごしている。

それを裏付けるエピソードが、写本の話だ。当時はまだ印刷技術が発達していないため、

本は、丸写ししたものを販売していたらしい。筆耕というらしい。

 

善次郎は夜のルーティンとして、毎日30枚書くことを日課としていた。どんな日であっても、必ずやり遂げていたという。

 

本を読むのがそもそも好きだったと述懐しているが、一日30枚書き続けるのは並大抵のことではないと思う。

 

②の質素倹約だが、善次郎の教えは現代でも活かされている。

 

収入のうちの2割を貯蓄に回すという考えだ。ファイナンシャルプランナーでも勧めてくれる人がいる考え方だ。これを実現するために、収入の8割で生活を組み立てるという計画が非常に重要であると実感した。

 

この考えを実行するとおのずと家庭も企業と同様にお金の出入りを明らかにし、経営することが身についていくだろう。

 

「ひとたび決めた方針に向かって、どんな誘惑や困難がきても惑わず屈せず、急がず焦らず、少しずつ一歩一歩を順序正しく踏み固めてコツコツと進むこと、これすべての人間が例外なく成功できる出世術である」

 

莫大な資産を築いた仕事人の言葉は、極めてシンプルだが、実行する人がおそらく数%もいない非常に厳しい道のりなのだ。

書評(新書)『キリンビール高知支店の奇跡』田村潤 2016年 講談社+α新書

みなさんは、好きなビールの銘柄というのは、ありますか?

本書を読むと、キリンのファンになってしまうかもしれません。

 

著者は、キリンビールの元副社長。営業畑で経営層まで上り詰めた田村潤さんが

書いたキリンビール高知支店の復活劇です。

 

もう1つ不思議なことですが、キリンだけではなく、

高知のファンにもなってしまうかもしれません。

高知県というのは、とにかく一番が好きな土地柄のようです。

 

本書が語っていることを一言に集約すると、

それは、理念による経営、マネジメントの重要性ということに尽きます。

 

この田村さんは、何度も何度もキリンビールで高知の人に喜んでもらうという理念を口にします。中には1000回以上言われたという部下の方もいるそうです(笑)

 

では、なぜ理念が大切になるのか?

 

理念とは、そのサービスや会社の存在意義と言い換えてもいいものです。

 

なぜ、キリンビールが存在するのか?

→お客様に喜んでもらうため。

 

では、喜んでもらうためには、どうすればいいのか?

→すぐに手にとってもらえる状況を作ることが必要

 

そうすると、営業の力で一番目立つ状況を作るというビジョンが生まれてきます。

 

ビジョンができれば、それが、どうやって行動したらよいかの羅針盤になりますから、

自らの頭で考えやすい環境が出来上がってきます。

 

自らの頭で考える社員が増えれば、後は放っておいても売れ始めます。

 

一番肝心なのは、理念を元にどうビジョンを設定するか?

 

田村さんの場合は、徹底的な現場主義によって、

ビジョンは確立されていきます。

 

毎日、料飲店でお客様の声に耳を傾け、自社のサービスに何が足りないのか?

生の声を掘り続けていきます。

 

実際に、ビジョンが見えた社員たちは、自らキリンビールがあるシーンを

様々に思い浮かべ、色々なところに営業に飛んでいきます。

 

仕事にもプライベートにも活かせる考え方を学べる

貴重な1冊です。

 

書評(エッセイ)『道なき未知』森博嗣 KKベストセラーズ2017年 

最近のお気に入りは、森博嗣さんのエッセイを読むことです。

 

なぜ気に入っているかというと、森さんは、モチベーションの源泉が極めて

個人的なことにあり、他人に嫉妬しない性格を持っているところに

強く共感をしているからです。

 

また、彼の魅力は世の中にある真実、ちょっと大げさに言うと、

森さんが突き止めた真実を”惜しみなく”、言語化してくれる点にもあります。

 

身もふたもない話も多くなるわけですが、

冷静に本質を突く言葉の数々が、大人な感性を持った人には、

とても気持ち良いのではないかと思っています。

 

■お金持ちのなり方=成功の仕方

これも、森さんの考え方は、独特ですが、説得力に満ちています。

お金を得て成功する人というのは、今までになかった仕事で成果を出した人。

たとえば、最近では、ユーチューバーなどは非常にわかりやすいかもしれません。

TVが一番の娯楽だった時代には、当然ですが、なかった仕事です。

スマホが人々の生活インフラになったことで、誕生した仕事だということができるでしょう。

 

■虫のいい話を書くこと

売れる本とは何か?森さんはそんな話題にも切り込んでいます。

面白いとか、話題の人が書いているとか、森さんはそういうことは一切言いません。

 

人は、楽にダイエットできるのように、

虫のいい話に食いつきやすいと森さんは言います。

だから、虫のいい話を書くことができれば本も売れると

そういう言い方をしています。

 

■夢をかなえる最高の方法はとにかくコツコツと続けること

夢をかなえた人のインタビューでよく聞かれるのは、20代は寝ないで働いたとか、

とにかくがむしゃらに頑張ったというハードワークを推奨するもの。

でも安心して下さい。森さんは、決してハードワーク推奨派ではありません笑。

むしろ、一日1時間しか執筆しない人ですので、極めて省エネ派ということもできます。

「夢を叶える」というジャンルの中に”コツコツ”という、実は誰にでもマネできる平凡なフレーズを持ち込んだのは、大きな功績なのかもしれません。

 

■本を読むことは考えることではなく学ぶこと

森さんは、考えるということが、どういうことなのかを考え続けている人です。

印象的なのは、本を読むことは、考えることではなく、学ぶことである、ということ。

つまり、本を読んで満足するだけでは、考えたことにはならない。

考えた人のことを、なぞっただけになってしまいます。

どちらかというと、たくさんの本を読んできて、考えた気になっていたので、

これには大きな気づきを与えられました。

 

■考えるとは何か?

では、考えるとはどういう行為をさすのか。

森さん流に言うと、それは「発想」するということになります。もう少し、分解すると、

つながっていない道を結びつけるためのきっかけを思いつくことであると。

たとえば、国語や社会は、思い出して解答する学問だが、数学は、最初の発想が大切で、そこがクリアできれば、後は計算でしかないと言います。

「突飛な思いつき」という言葉も使われていますが、いかに想像性たくましく、妄想できるかが大事とも言い換えることができるでしょう。

 

普段から、いろんな点を集めて、点と点を結ぶ訓練をしておく、

そうすると、発想力が豊かになって、考えのバリエーションも増えていくのかもしれませんね。

 

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書評(エッセイ)『ご機嫌な習慣』松浦弥太郎 2018年 中央公論新社

松浦弥太郎さんをよく知っている人だと、

今までのエッセンスを復習をするようなエッセイになるかもしれません。

 

本書は、松浦さんが大切にしている日々の習慣について、とても丁寧でわかりやすい文章でまとめられた作品です。

 

この書評では、松浦さんをよく知っている人については、特に書くことはないと思いますので、私が子どもに教えてあげたいなと感じた、おすすめのポイントを紹介したいと思います。

 

■お守りメモについて

これは、松浦さんが大切にしていることを、紙に書き出して、お守り代わりに持ち歩いているという習慣。私自身、目標を手帳に自分の手で書いて、定期的に書き直すようにしてから、達成できることが増えたので、とても共感する部分でした。自分で書いたものには不思議な力が込められて、それこそ自分を守ってくれるのかもしれませんね。

 

■失敗ノート

私は、恥ずかしながら同じ失敗を何度も繰り返ししてしまうところがあります。

たとえば、自動車の運転免許を取りに言っているのですが、同じことで何度も注意され、正直自分が嫌になります(笑)何かいい方法はないものかと思案していたところで、この文章に出会いました。累計13冊になるそうですが、ずっとノートをつけ続けているそうです。松浦さんは、失敗と過失を分けており、チャレンジしたものと、ただのうっかりミスとを分けているのも印象的です。

 

■文章を書くときに、紙芝居を作る

私自身日常的に文章を書き始めたこともあって、一番勉強になった一節でした。

松浦さんは、文章を書く際、書く内容映像として捉え、紙芝居にして構成するそうです。

また、書いた文章を音読して、読みにくくないか、違和感はないかなどもチェックするそうでした。目の前のことを絵画的にとらえることが苦手なので、とても勉強になりました。

 

■新聞のコラムニスト 深代惇朗について

朝日新聞天声人語のコラムニストを務めていた伝説の新聞記者さんです。

私は、このエッセイを読むまで、その存在すら知りませんでした。

その名文は書籍として、販売されるほどで、松浦さんも愛読をしていたそうです。

どうしたら、面白い文章を書けるのか?多くの人がぶちあたる壁だと思います。

深代さんの文章を読むことは、そんな壁を打破するための、きっかけになるのかもしれません。

 

今回は、子どもに教えてあげるならどの部分かなと想定しながら書いてみましたが、

実は、松浦さん自身、ご両親の生活習慣に多大な影響を受けている方でした。

 

両親の尊敬できる部分を日々に取り入れてみる。

これは、人生を豊かにする一つの取り組みなのかもしれません。

 

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書評(ビジネス書)『稼ぎたければ、働くな。』山田昭男 2012年サンマーク出版

日本にある約600万の企業のうち、年間4000万円以上の利益が出ている会社は、全体の3%しかないそうです。この4000万円というのは政府が発表している、高額所得法人という利益が出ている企業を指しています。

 

年間休日140日、残業禁止、ホウレンソウ禁止と会社員にとって

夢のような会社があります。未来工業という会社です。

 

休みがない、残業が多い、報告義務が多い

 

はサラリーマンにとって、三大ストレスとも言ってよい、

項目だと思います。

 

本書は、未来工業の山田相談役が、利益を出せる会社組織にするためには、

どうすればいいのかを語っている本です。

 

結論を先に言うと、

 

「社員のやる気が出る環境を整える」

 

これだけです。

 

えっ!?それだけと思う、

経営者も多いことでしょう。

 

本当にこれだけです。

しかも、社員を信じる徹底的な性善説に立っています。

 

ユニークな取り組みの一部を紹介します。

 

■未来工業の取り組み例

・ホウレンソウ禁止ー勝手にやらせるほうが会社はのびる

・残業禁止ー残業分を想定して、給料に上乗せしてしまう。だらだらやらずに効率的で、社員にとっても会社にとってもよいこと。

・業務効率化を推進するアイディアを提出したら500円の報奨金がもらえる

・サークル活動に12万円の補助金がでる

・海外への慰安旅行を実施(全額会社もち)

・営業にノルマがない

 

そんなにアメばかり用意して大丈夫?

と周囲の経営者に心配されるほど、未来工業で働くメリットがある施策を実行していきます。

 

でも毎年しっかりと利益を出しているそうです。

 

逆張りの発想 儲からない会社の反対をやる

 

差別化を測るために常に「なぜ」でもって考え続けることが

山田式の働き方ですが、とりわけ重視されているのは、儲からない企業の逆をやろうということです。

 

では儲からない企業は、山田さん流に言えば、「常識にとらわれている」

企業ということになります。

 

山田さんは繰り返し、「常識にとらわれるな」と教えています。

 

たとえば、社員は放っておいたら働かないから、ホウレンソウで管理しよう、ノルマを設けよう、タイムカードを管理しよう、と施策がどんどん縛り付ける方向に行ってしまう。

一時的には功を奏するかもしれませんが、のびのび働くことが難しくなるし、自発的に考えることが嫌になってしまいます。

 

そうすると、組織に閉塞感が生まれ、どんどん利益が出ない会社になっていってしまう。反対に、伸び伸びと意欲ある社員が働く会社は、勝手に伸びていくと言っています。

 

儲からない会社の反対のことをやる。

極めてシンプルですね。

 

まとめると、常識にとらわれずに自分の頭で考えて動く社員が

多いと稼げるということになります。

 

まずは、一つだけ。

確実に社員が働きやすくなる施策を打ってみませんか。

 

意外と簡単に儲かるかもしれないですよ。

書評『夢の叶え方を知っていますか?』森博嗣 2017年 朝日新聞出版

皆さんは、夢を持っていますか?

 

私も昔は、芸人になりたいとか、放送作家になりたいとか、TVのディレクターになりたいとか夢をいっぱい持っていました。なんだか、全部バラエティ番組がらみですね。。。

 

なぜこの本を手に取ったか?

理由は単純です。

実は夢を叶えたいからではありません。

 

夢を叶えたと言っていい森さんが、一体どんな考えの持ち主なのかを知りたかった。

それが、本書を読む一番の動機でした。

 

やりたいことを好きにやっている人の思考回路をインストールする。それが目的でした。

 

そう言う意味では、私は読みたい箇所しか読んでいないので、本文は書評としては、失敗しているかもしれません。

 

それでも、明日から誰でも真似ができる部分について共有していきます。

 

その昔、「夢に日付を」と言ったのは、

ワタミの渡邊美樹さんでした。

締め切りを設けた途端に、夢が目標に変化するから不思議です。

 

夢というと、叶わないけど追いかけるという甘美さがありますが、目標としてしまえば、途端に達成すべき仕事になります。

 

そして、達成すべき仕事にしてしまえば、そこには、最低限の計画が必要になります。計画が必要なことまで把握できれば、あとはやるだけです。

 

ここで森さんの考えを紹介しておきます。

 

・職業的な夢は持たなかった。

競争が発生するから。

 

森さんの場合は、作家になることが夢だったわけではなく、それはあくまで手段でした。

 

夢は、広大な敷地を使って、鉄道模型を走らせること。

 

ある意味、お金と時間があれば、誰にでもできる夢な訳です。

 

ただ。このお金と時間を手に入れるということが人生でも取り分け、難易度が高いのですが、

森さんは、冷静に対処していきます。

 

そのやり方を3つピックアップしました。

 

①とにかくやる

 

「えっ!なにそれ?」と感じた諸兄も少なくないと思います。でも森さんはこれを重視します。

なぜか。重い腰を上げ続けていると、仕方なくでもやる自分を作り上げることができるというのです。

 

行動し続ける人が成果を出すという典型例ですね。

 

②コンスタントに進む

 

”メリハリをつけず、調子がよいときも、調子が悪いときも、同じように進めるのが、結局は合理的である。”

 

こう語っています。

 

私は、夢を細かくタスクに分解して、少しずつ消化するという冷静な対処が必要だと

実感しました。

 

③進捗を数字で管理する

これまた、夢を叶えるのにそぐわないような気がしますが、重要な行為です。

 

森さんの場合は、一日5千~1万字というのを目安にして、執筆していたそうです。日が空くと、”頭がさめてしまう”という言い方をしています。

 

他にも森さんの流儀が様々紹介されているのですが、元来三日坊主だった私は、この三つが取り分け印象に残りました。

 

そして、夢を叶える行為や夢を叶えるために必要な行為は、ランニングを習慣にして、継続的に走り続けることに似ているなと結論付けました。

 

①まず走り始める

②毎日走る

③距離を決める

④マラソン大会に出るなど目標も決める

⑤定期的に振り返って、管理していく

 

作家の村上春樹さんは、何かのインタビューで、自分は長距離ランナータイプだと

言っていましたが、どうやら、短距離うさぎタイプの人よりも長期的に計画して行動する、長距離かめさんタイプのほうが、夢を叶える適性は高いのかもしれません。

 

付け加えておくと、森さんは国家公務員(といっても大学教授ですが)をやりながら、

作家業もやっていた。つまり最初は副業としてやっていたわけです。

 

やりたいことがあるから、今の仕事をやめるというのは、現代では得策とはいえません。

両立してしまえばいいのです。

まず、食える状態を維持しながら、夢を追いかけても、十分間に合うはずです。

 

よく考えると、芸人で成功したいといっている人でも、実はバイトと掛け持ちしていたりしますよね。

 

であれば、働きながら、空き時間で少しずつネタ作りをしていって、定期的に発表していく。そのほうが、プレッシャーも少なくなりますし、自分を客観的に見れて、成功の可能性も高まるかもしれません。

書評とは、そして書評の意味とは

「〇〇とは」

上記のフレーズは、各検索エンジンの検索ボックスに、一番放り込まれているワードで間違いないと思います。

 

スマホで、知りたい情報を調べることが当たり前になった世の中になりました。

 

今回は、ド素人なりに、書評を続けている私が思う書評の意味について、考えてみたいなと思い、書いている次第です。

 

意味について考えることは、何か生産性を上げることにつながっている気がして、嫌な感じなんですが、とにかく考えてみたいと思います。

 

「書評」とは、文字通り受け取れば、「本を評価すること」になると思います。しかも、プラスの部分を発見し、褒めることがその機能と言えるでしょう。

 

また、意味を混同しやすい言葉で、「批評」という言葉がありますが、こちらは、良い点、悪い点いずれも検討の上、価値を決定づけるというような意味のようです。英語に言い換えると、「レビュー」となります。

 

私は文芸評論家ではないですし、いつまでも読書を楽しんでいたいので、あくまで書評という分野に拘りたいと考えています。

 

私は、Amazonのユーザーレビューをあまり信用していません。

 

なぜか。

 

極めて短い文章で、作品をくさしていることが散見されるからです。ちょっぴり暴言になりますが、読解力があるかどうかわからない人の短い結論ほど、怪しいものはありません。

 

つまり、内容を理解しているかどうかわからないのに、文句だけ書かれても、誰も得しないただの悪口になってしまいます。

 

書いてる本人だけが、気持ちのよいマスターベーションになってしまいます。

 

私は、それだけは絶対に避けたいので、

面白かった点を褒めるようにしてます。

 

なので、書評とは、その本の面白かった点を分かりやすく紹介することだと定義しています。

 

さらに発展させて「良い書評」とは、

どんなもの指すのでしょうか。

 

少し逆説的ですが、その本を読む事よりも、面白い体験を提供してしまうことかと思います。要するに、単純に読み物として面白い書評ということになります。

 

どうすれば、対象作品よりも面白くなる可能性があるでしょうか。

 

私は、2つあると考えています。

一つは、その作品を説明するために活用する、

比喩や具体的なエピソードに個性や独創性があること。

 

もう一つは、豊富な読書経験の中から、関連書籍についても書いてしまうことだと思います。書評を行った作品の結論を、肉付けしたり、より理解を深めるためにさらに新しい作品を引用して説明をする。それが大事ではないかと思うのです。(ここは賛否が分かれるところでもあると思いますが、、)

 

まとめると、良い書評に必要な条件は、

①ユニークな比喩やエピソード

②良きブックガイドになっていること

 

なのかもしれません。

 

そうなってくると、いい書評を書くために必要なことは、書評を書き続けるという無限ループに入ります。

 

ただ今は、その無限ループの中にだけ答えがあるのではないかと考えています。

 

あえて、書評の意味を定義づけるとすれば、人が読書に向かうきっかけを、作り続けるということかもしれません。