書評習慣

大嶋暫と申します。書籍応援業。おすすめ本に関する書評ブログです。様々なコラムやエッセイも書いております。少しでも面白い書評が書けるよう奮闘中です。

書評(新書)『活字たんけん隊ーめざせ、面白本の大海』椎名誠 岩波新書

女性にモテる作家といえば、私は二人思いつく人がいます。

開高健さんと椎名誠さんです。

 

二人に共通している点は、好奇心の赴くままに、世界の各地に赴き、

釣りをしたり、野宿をしたりしている点です。

行動力がずば抜けています。

 

一方で、精緻な表現やユーモア溢れる豊かなボキャブラリーで、

読み応えのある小説やエッセイを発信し続けていたことは広く知られているところです。

 

知性だけのインテリは、とかく女性からは敬遠されます。

そして、行動力だけのバカは、これまた女性からの支持率が低い。

 

知性と行動力を併せ持つ男というのは、案外少ないのかもしれません。

女性の生存本能をくすぐるものがあるのでしょうか。

 

ちなみに、本書『活字たんけん隊~』は、書評エッセイとも言うべき作品です。

 

本書の構成は、テーマに沿って、椎名さんが様々な本を紹介していくのですが、

椎名さんの考えや紹介した本の中身に対するツッコミが出てくるので、

この本自体が、エッセイのような楽しい読み物になっています。

 

それでいて、面白本も紹介してくれるので、ブックガイドにもなっており、

二度美味しい本です。

 

印象的だったのが、椎名さんの造語である”現場読み”という行為。

 

要するに、旅した現場において、その場所について書かれた書籍を読むという行為を指すらしいです。なんと素敵な行為でしょうか。

 

たとえば、アマゾンに行ったときに、アマゾンについて書かれている本を読むということです。現地で現地について学ぶ。これ以上の知的エンターテインメントはないのではないでしょうか。

 

旅行の楽しみ方が1つ増える。

そんな本でもあるのです。

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