書評習慣

大嶋暫と申します。書籍応援業。おすすめ本に関する書評ブログです。様々なコラムやエッセイも書いております。少しでも面白い書評が書けるよう奮闘中です。

一日一遊

一日一善ならぬ「一日一遊」を提唱したい。

 

そんなことを思い立ったのは、ルーティンを大切にし始めた30才を超えてからである。

幸か不幸か子供の頃から努力というものをしたことがなかった。運動も勉強もそこそこやれば人並み以上にできてしまった。

 

夏休みの宿題もドリルが配られた当日からやり始め、8月に入る前に終わらせてしまう。この計画性のなさは、非常に罪深かった。これは自慢できることでは毛頭ない。

 

人生に必要なのは、場当たり的な対応力ではなく継続的なインプットから少しずつ質が高まるアウトプットである。人並み以上に何でもできたのに、人並みになってしまった人が言うのだから間違いないと思う。

 

3年受験勉強することより、10年間少しずつ勉強を継続するほうが、結果高い山に上れることは実は言うまでもない事実だ。

 

そこで、恥ずかしい話だが、30過ぎてから継続することの楽しさを知り、恩恵を預かり始めたので、上記のような発想に至ったわけだ。

 

今結婚して第一子は1歳だが、正直自分ひとりの時間というのは取りたくてもなかなか取れるものではない。30代世帯持ちの一番欲しいものは、男女問わず自分の時間であろう。

 

一人になることが財産だと知る。大学時代あんなに一人だったのに皮肉なものである。

ただそれが親になることかと半ばあきらめてもいる。

 

それでは人生を謳歌できないので、一日一遊をこれから実践していきたいと思うに至ったわけだ。

 

遊びの分割払いとでもいえばいいだろうか。まとまった時間を取るのは、大変だが、

細切れの時間を積み重ねることはそんなに難しくはない。

 

趣味というのは何があるだろう。読書、映画、音楽、プラモデル、楽器いじり、一人でできることはほかにもいろいろとあると思う。

 

遊びを分割払いできるなと思い至ったのは、新聞の連載小説を読み始めてからだ。

第一回から欠かさず読んでいるのだが、すでに連載71回を迎えている。気づけば2ヶ月強続いている習慣になった。一日1ページ程度の分量なので、時間に換算すると1分~2分程度だと思う。

 

この連載は、毎朝のちょっとした楽しみになっているが1,2分の投資でできるなら安いものである。

 

これを応用して、毎日15分程度自分の好きなことをやる時間を持つのである。

1週間で105分。月あたり450分。年間で5400分。90時間にもなるのだ。

 

90時間あれば、プラモデルなら何個作れるだろうか。ギターのコードも一日1個でも90個練習できる。本でも新書なら30冊分くらいにはなるかもしれない。

 

遊びの分割払いは、いずれ複利がついて戻ってくると思うのだがいかがであろうか。

おすすめしたい遊び方である。