書評習慣

大嶋暫と申します。書籍応援業。おすすめ本に関する書評ブログです。様々なコラムやエッセイも書いております。少しでも面白い書評が書けるよう奮闘中です。

週刊文春を熟読してみた。

2017年10月26日発売の週刊文春はどうしたって購入せざるを得なかった。

なぜなら、島田紳助のインタビューが収録されているからである。

 

私は今年で34歳。実際の紳助のファン層はもう少し年上だとは思うが、

私は若い頃から彼の大ファンだった。

 

引退から早6年。文春がまたもや号砲をかき鳴らした。

通常のゴシップのみなら、正直ふーんと流すところだが、島田紳助登場とあっては、

黙ってはいられない。

 

紳助さんの記事に関する感想で言うと、話し言葉を書き起こすのが、うまいなという印象でだ。よく知るファンなら一度は経験があるのが、インタビュー記事のトーンが本人とかけ離れていることだ。好きなので最後まで読むのだが、違和感がぬぐえない記事も少なくない。

 

そういう意味では、さすが文春。人柄がにじみ出るインタビューにおのずと吸い込まれてしまった。元気に遊んでいるようなので、大変安心したというのが本音だ。私は一体何様なのだ。

 

元々目的を果たすと興味を失うタイプの度量の狭い男だが、せっかく普段見向きもしない週刊文春を購入したのだから、今回穴があくほど読んでやろうと決意。決めたら即座に行動したいので、早速読み始めてみた。

 

いくつかのポイントに分けて所感を述べてみたい。

 

・雑誌広告について

普段広告といえばTVCMか新聞広告が多いので、新鮮なものが多かった。表紙裏の広告は、ラグビーのリーチマイケルのインタビューに乗せたZOFFの広告だった。コーヒー好きが高じて府中に自分の店を持っているらしい。こんな情報なかなか知れるものではない。読み物としても面白いものだった。

 

その他構成としては、著名人のエッセイが左のページにあって、右側のページが広告になっていることが多かった。内容は、頻尿を抑えるカプセル、腰が喜ぶ椅子、マンション修繕の駆け込み寺、安心して眠れるグッズ、ファンケル包茎治療、勢力増強剤等

20代30代には縁の薄いものが多そうだ。

 

そして密かに見つけたのが新潮社の広告だ。ときおりやりあっている2社だがそこはビジネス。競合であり、仲間なのかもしれない。

 

・エッセイ・コラムについて

現在14本を収録中。ターゲットは35歳以上という感じである。

 

・目次について

「老けない「最強食」」という記事が一番大きな枠で掲載されていたので、週刊文春のメインターゲットは明らかにシニア層であることが分かる。最後のページに「読者より」というコーナーがあるのだが、最年少64歳、最年長80歳という層である。

 

・ゴシップ記事について

今週号については、約200ページあるなかで約10ページがゴシップ記事、いわゆる文春砲として構成されている。そんなに多くないのかというのが偽らざる印象だ。

 

・書評について

今回は14作品が紹介されていた。

鹿島茂坪内祐三等知的レベルの高い人も満足できる内容の記事も収録されている。

 

週刊文春デジタルについて

ニコニコチャンネルで月額864で利用できるサービス。最新5冊分の記事と動画情報にアクセスできる。マネタイズを二段構えにしている。ネットを袋とじにしている点は新鮮味がある。山尾議員の動画は2000回ほど再生されている。

 

・総評

ほかの週刊誌を読んでいないので、絶対評価になるが、若手層(20代30代)も読んでおいて損はないというのが率直な感想だ。雑学の幅が広がることはまず間違いがない。

年上のかたがたとの会話のネタを仕入れる上でも重宝すると思う。

 

文春はラーメンで例えるなら、京都発祥の新福菜館のチャーハンセットという感じである。文化レベルの低い胃の弱い若手は、心してかからないと油の乗った中年たちの返り討ちに遭う。

 

たとえば、新入社員に文春の魅力と欠点を語れという課題を出してみるのも面白いと思う。