暫さんのふとまゆげ

大嶋暫と申します。なんでもキュレーター。書評を中心に様々なコラムやエッセイを書いております。「肯定の哲学」を紡ぎます。

不届きな返答

私は何を隠そう不届きものである。

 

「世界不届きもの選手権」なる大会があったとしたら、優勝する自信も持ち合わせている。正直下衆野郎であることも否めない。こうしてあらかじめ自分で言っておくことで

人からあまり指摘されないようにしていることがあざとらしく、目に余る。

 

そんな私の趣味はといえば、スーパーのお客さまの声を読むことである。

スーパーの入り口などに掲示板をみかけるあれだ。30代前半の働き盛り一児の父があそこに立ち止まり真剣にまなざしを向ける様子は、正直滑稽以外の何物でもないが、趣味なのでいたし方ない。

 

私はその地元のスーパーを愛している。価格もお手ごろだし品揃えも悪くない。

感謝の言葉はあれど、クレームなどをつける気は毛頭ない。

 

しかしながら、世の中には心無い輩がうようよいるのだ。

いくつか紹介しよう。

 

声1:店内が寒いのでゆっくり買い物ができない。

 

店長:いつもご来店ありがとうございます。ご指摘ありがとうございます。

室内の環境管理には十分に注意してまいります。

 

私なら:厚着してお越しください。仮に温度を上げて、生鮮食品の鮮度が下がっても文句を言わないように。

 

くらいは平気でいいたくなる。

「ゆっくり買い物ができない。」この言葉にはらわたが煮えくり返る。

こういう他責なやつは絶対に部下に持ちたくない。言っているのはお年寄りだと思うが。

 

声2:多目的トイレが臭い

店長:いつもご来店ありがとうございます。定期的な清掃を怠りなく実施していきます。

お気づきの点がございましたら、またご指摘いただければ幸いです。

 

なんと大人な返しだろう。加えてそれ以上言うなというのをやんわり伝えているのも大変好感が持てる。

 

私なら:つべこべいうなら使わないで結構!



声3:トイレの乾燥機が壊れている。早く直してください!

店長:いつもご来店ありがとうございます。経費の都合上優先順位をつけて対応していきます。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 

私なら:びっくりマークつけてまで言うことか!ハンドタオルを買いなさい。

 

世の中にはたいしたことないくせに、さも大事のように大騒ぎをする連中が後を絶たない。まったく困ったものである。

 

まあこんなことをわざわざ文章にしている私は、その急先鋒なのだが。